西ゲート徹夜敢行@ツアコン最終日

9月23日(金)18:45
長久手町のコンビニまでラパ子で送ってもらう。
もう少し近くまで乗せてもらうつもりだったのだけど、渋滞が思ったよりも手前で始まったので。
ここからは暫くの間、一人旅?なのだ。

ブロと一緒に西ゲ−ト駐輪場フェンス前を目指します。
19:00に到着すると、既に場所取りシートが26枚(前に並んでいた人の情報)
早速2枚のシートとブロンプトンを並べました。おおよそ予想通りの位置にスタンバイOKです。

19:00〜23:00
他の面々が揃うまでにヒマだったら、と用意していた本は結局一度も開かれる事はありませんでした。
前の青年(東京から来る友人の為に並びに来た初心者)と、前の前に並んでいたきさと同年代のご夫妻(会場近郊の市にお住まいで50回オーバーのベテランさん)と、非常に和やかな楽しい雰囲気で過ごす事が出来ました。
高島屋で買って来たおやつも温かい肉まんのお礼(寒がっていたきさにはありがたかった)に消化できました。持ってきて良かった〜
でも少しだけでも会場に入ってユーミンの歌声を聴いてこればよかったなぁ。
ちょっと勿体無かったかも。

9月に入ってからの万博生活は、どこもかしこも待つのが当たり前。
退屈なはずの時間を楽しい時に変えてしまえば、楽しさ倍増ってわけ。
初心者の方には今日の希望見学場所を聞いてアドバイス、常連さんには今までの武勇伝を質問すれば盛り上がること間違いないのだ。

しかし問題もある。西の徹夜組の最大の問題はトイレ。
公園西駅近くに簡易があるらしいのだが、真夜中に確実に使えるのは離れた場所にある1軒のコンビニだけ。だから22時でも買えるオーストラリアのビールもガマンしたのだ。
もう一つは地面が未舗装路、そして臨時駐輪場と化しているので、この時間帯は帰る自転車や原付が砂埃を上げながら真横を通るのだ。これも堪らない。
さらに加えて”寒さ”が襲う。21時の段階で寒さを感じるのだ。
ブロのサドルが1時間経った時には濡れていた。朝までに夜露にまみれるのかと思うと少し欝になる。ダーに連絡して防寒グッズ(フリースの毛布にもなる寝袋、ウィンドブレーカーはデリカ号に常備してあるので)も頼む。

当然の事ながらこの間、明日の為の列はどんどん延びて行きます。
やっぱり早めに到着しておいて良かったよ。そんな事を言いながら閉場時間。
大観覧車の灯りが落ちると、急に寂しさが襲います。

23:00頃
たかしょう家さんとウゴを連れたダーが合流(デリカ号をたぬきP@3000円+徹夜料1000円、北の予約無しは7000円まで高騰しているそうだ。たぬきだって最初は1000円だったのにねぇ・・・)
それにつけても西ゲートはこれが許される雰囲気なのが助かる〜北だったら絶対最後尾行き。
そして早速に鱒の寿しをいただきます。
きさ家は鱒の寿しが大好き。たかしょう家さんのお蔭で今年は事のほか味わえる機会に恵まれているなぁ。ぱくぱくぱく。


1:50
もりさんが冷やかしにやってきた。
誰もが気になっている北ゲートの状況を聞かされ、あっちは本当に地獄だなぁと思う。
ダーに運んでもらってきた夜食&朝食用のパンを齧りながら一頻りバカ話。
あんまり楽しく喋り倒すものだから、お腹も空くのだ(笑)

3:00
この辺りで一度お手洗いに行かなくては、と思いブロでサークルKを目指す。
近くない事は地図を見てなんとなくわかっていたけど、やっぱり遠かった。
店内にはトイレ待ちの列が出来ていた・・・やっぱり。
温かいお茶を携えて帰還。
待ち列は西通用口信号で砂利道をUターンするものと思っていたのだが、信号からは県道の歩道に列を出して北に進めるようになっていた。この時間で最後尾は信号から北へ50mくらいでした。
これで朝まで静かに休める事が判って安心して陣地に戻りました。


5:00
駐輪場フェンス前に詰めるように指示が出る。
警察から協会へ3度目のフェンス解放要請(待ち列が県道に待ちきれなくなると困るので)が入った模様
徹夜組はシートを敷いて結構な面積を使っていたので、これを片付ると一気に列が縮まるのだ。
悲劇なのはこの時点でトイレで場所を離れていた人。椅子とシートが取り残されてしまいます。
しかし前後の人とちゃんとコミュニケーションが取れていれば最初の順番の位置を確保してもらえる(荷物まで手分けしてもったりして)ので、そういう意味でも仲良くなっておくのは有効なのだ。



5:25
駐輪場フェンスオープン
このフェンスこそベルリンの壁より高いフェンスなのだ。
一度入れば天国、その後1歩でも外に出たら最後尾に戻らなくてはいけない運命の最終ゲートなのだ。
だからこの時点で車に忘れ物をしたとしても、もう戻れない。
グループで一緒にこのフェンスをくぐらなくては、たとえ中で家族が待っているとしても一緒にはなれないのだ。
この事は万博協会名で注意書きがしてある。これまで散々衝突があった末でも事なのだろう、と思う。
フェンスに入っても誰も走る事は無い。西で殺気立つのはもっと後にやってくる数分だけなのだ。



5:30
環境トイレ横の階段もクリア。
この手前で待たされるのだけは勘弁して欲しかったので安堵する。
階段から後方を眺めると・・・・おぉ。凄いぞ。
我々は白いフェンスの左側(1段下がった位置)で待っていたのです。
この時点で最後尾は公園西駅まで到達していたそうです。
長い長い行列が、ぞろぞろと進んでいくのを眺めます。

デッキに上がる瞬間も少し緊張感が漂います。
気持ち左側に寄って位置をキープして、デッキの日よけの先頭で一旦ストップがかかります。
と、その瞬間に一斉に椅子を広げ(シートを広げる人もいる)座る体制になります。
順当な位置を確保できて一安心。ここからはかなり楽になります。
明るくなったところで前にいる人たちをようやく観察できるようになりました。
殆んどが地元ぃのようです。ドーム群読スペシャルの整理券狙いかな。

この辺りにいる人は余裕の表情です。
だってもう自分が朝一番に行きたい場所を確保したも同じだから。
中途半端に早起きして呆然とする場所に並ぶくらいなら、徹夜していち早くゲートINをした方が絶対に効率良く1日が過ごせるのだ。

さて、とりあえず徹夜編はここまで。
続きは本編をどうぞ(笑)