尾張と三河と美濃を見渡してみた

ダーは早朝から出張。天気も風も穏やか。峠チャレンジには絶好のチャンス。
瀬戸赤津から見えたあの山の向こうの景色に本当に行けるのか?
車では何度も通った事のある川合さんの畑へ向う戸越峠。
ノロノロリ、休み休みではあったけれどてっぺんまでやってきたのは9時半前。
まだ行けそうな気がしたので、この先を下る事にした。
いや、この時点で脚が売り切れだったらさっさと引き返すつもりだったんだけど。


白川町まで来たところで少し後悔。
あの山(奥に見えるアンテナ群)はまだあんなに遠いじゃないか!でもまだ10時。
ゆっくりでも歩いてでもどうにかなるさ。いや、しないとしょうがないバスさえない場所に来ちゃったんだから。
今日のおやつは黒胡麻クリームパン1つだけ。もうこの時点で全部食べてしまっていた。
ヤクルトジョアを飲んだ折平のよろず屋でお菓子を買わなかったことを烈しく後悔。
もうこの先に自販機すらないだろう、とフルーツミックス粒入りを買ったらオレンジ粒々が出てきた。まぁいいや。結局これがあって助かったんだけど。


岐阜県境を越えたすぐ先に林道入口がある。てっぺんまであと2.7キロ。
舗装も思った以上にちゃんとしているし、なにより車がほとんど来ないので山の雰囲気を味わえる。それを楽しんでいる自分にちょっと驚いてしまう。
いや、もちろんノロノロ&休み休みであることに変りは無いのだけれど。
それでも道端の花を見たりや、むかごをとっているお母さんと話をしたり、湧き水でたぶん真っ赤になっている顔を冷やしたり。
時々見通せる景色が山、山、山ばっかりにびっくり。
段々ときつくなる勾配。まっすぐ進もうとしても横に行ってしまうけど車は来ない(来ても辺りが静か過ぎるのですぐに気付ける)ので勝手にヨタヨタしながら上る。


そしていきなり目の前に現れたアンテナ1号。
あんた、思ったよりデカイじゃない、と思わず口が。
赤津から2時間半で標高701mの三国山にやってきたのだ。
多分自転車が趣味です、みたいな方々は1時間もかからないのだろうが。
お昼前にここまで来られるとは思ってもいなかった。
まぁ直線距離にしたら、尾張瀬戸大曽根より全然近いんだから当然といえば当然なのだが、気分的には遙か遠くに来た満足に浸るには充分なのだ。



山頂展望台からの眺め。アンテナより高いぞ〜!
三国山が3つの国境だからだと初めて知ったよ。
こちら側は曇ってますが、土岐方面は青空でした。
丁度良い天気だったのが幸いしたのか、思ったよりも疲れはなく。
この後は尾張瀬戸まで下りオンリーだったので(下りばかりで怖いと思えるくらい。指付き手袋とウィンドブレーカー必須!)また行ってみようかな、という気になった(もう行かないかもしれないけど)のが自分じゃないみたいだ(笑)

この後、尾張瀬戸宮前地下街で鰻碗(丼はさすがに。でも鰻一匹!)、さらに大曽根で沖縄ランチ(だって14日はご飯がジューシーなんだもの!)を食べ、藍風さんのマダムお薦めのケーキ屋さんで買い食いしたのはご愛嬌。
夕食は食べずに済みそうなので、+−ゼロでしょう。