サロン・デュ・ショコラ☆セミナー前編

[関連したBlog]
初日(1月30日)の13時半からはイルサンジェーの4代目、エドワール・イルサンジェーさん。恥ずかしながら今回初めて知りました。

コンテチーズ(専門家のオトモダチに教えていただいたお蔭で好きになったハードタイプのチーズ)で有名なジュラ地方で1900年から続くショコラトリー。
創業者の曾御祖父さんから受け継ぐレシピと、若くしてMOF(フランス全土で18人しかいないそうです)となった彼が生み出すレシピが楽しめるそうです。
昔の建物そのままの本店の1階がショコラトリーで2階にお住まいだそうで、ふるさとを愛しておられるのが話しの端々から感じられました。

残念だったのは、比較的広い売り場が割り当てられていたにもかかわらず、扱っていた商品はボンボンショコラの9個、13個の2種のみでした。小さめのボックスかタブレットとか、もっと置いて欲しかった。
でもイベント前後にはブースに出ていらして、気さくに写真やサインに応じておられました。日本食も大好きで、お刺身、お寿司、天麩羅、ひつまぶし、ですって!

司会者の方からの「パリに出店されるおつもりは?」の問いかけに、そんな気はないよ、と言いたげな表情で「パリじゃなく東京に出すつもり。」とのビックリ発言で、ファンの方から歓声があがりました。具体的な予定は未定ですが、かなり前向きに考えておられるようでした。



セミナーで提供されたショコラとワインを見て、が〜ん!
だってだって、このショコラ、さっきショコラバーで食べたばっかり。
コレが2つも出るって知っていたら、他のショコラティエのを選んだのに!!

地元ジュラ地方名産のワイン”ヴァンジョンヌ”との相性を考えたショコラ作りにもこだわっておられるそうで、そんなショコラ”トーチェフ”(名鉄のメニューには”トゥットシェフ”と書いてあったのは恐らく誤りでは?)というヘーゼルナッツプラリネ。
地元のバターを使ったプラリネはモロっとした食感で、ヴァンジョンヌと頂くと先ほどの美味しくない紅茶と食べるよりも当然ながら美味しい♪
6年熟成の黄金のワインは複雑なアロマで、まろやかな味わい。
ショコラ×ワインなんてオトナな食べ方は初めてだけど、美味しい〜
でも1粒はこそっとお持ち帰りにしました。ワインも少しだったしね。



続いて15時からはデカダンス・ドゥ・ショコラのステファン・ヴューさん。
美しいボンボンショコラがどのように作られていくのか、初めて目の当たりにしました。
それはそれは繊細な作業で、そして一流のシェフの仕事は全てが美しい。
細かく手を動かし、目でショコラの状態をチェックしながらも、見学者からの質問にも答えるステファンさん。ホントに凄いんです。


これは今年のバレンタインのショコラ・トワモワショコラ(1500円)
あなたとわたし、という意味で端から1粒ずつ食べて、最後の真ん中の1粒は半分っこして食べて下さい、と何とも甘いギフトです。
今回のデモンストレーションでは端から2番目のハート型のショコラを全行程を通して作って下さいました。


これが出来立てほやほやのショコラ。宝石のように美しい!
中にはパッションフルーツガナッシュが詰っているのですが、まだ中は柔らかいの。
パッションのショコラは大好きなので、非常に嬉しい〜
そっと齧ると中からとろ〜り。出来立てショコラをその場で頂くなんて贅沢は、まさにショコラ天国!
来て良かった!ホントに来て良かったよ!!