わらじやでうぞ ふすい

[関連したBlog]お昼も夜も”う(鰻)ぞうすい”6100円(税・サ込み)お決まりのみ。きさ母が「1つのメニューだけでずっと続いているお店だから行ってみたい。」 雑誌か何かで見て覚えていたようです。柿に見立てたものはウズラの卵に色付けしたもの、 しし唐の軸についているのはアラレ衣の海老でしたが、 付き出しは作り置きされたものだったので残念。続いて”う鍋”が大きな土鍋でやってきます。1杯目は仲居さんが取り分けてくれます。「お好みで山椒をどうぞ。鍋底に春雨が入っています。」 筒切りにして焼いた鰻(骨は綺麗に取り除いてある) 庄内麩、九条ネギ(白い部分が多かった)、春雨、というシンプルな鍋。一度焼いてある鰻は口の中でホロリ。とても上品な味わいで、そのままでも山椒を振っても美味しい。お出汁を吸った麩と春雨も・・・コレは真似できないお味です。う鍋を食べつくすと土鍋は一度下げられ暫くすると、 主役の鰻雑炊がど~ん。鰻は白焼きです。ごくごく薄い椎茸、ニンジン、ごぼう三つ葉に溶き卵。1杯目はサラッと鰻とお出汁の味を楽しんで 2杯目はトロっとしたところに山椒をパラリ 3杯目はポテっとした卵と野菜の甘味で 厚手の土鍋のお蔭でアツアツがたっぷり食べられてシアワセ。新しいお茶とおしぼりが運ばれ、水菓子(梨と巨峰)を頂いておなかいっぱい。鰻の鍋と雑炊のお味は、是非また食べたい!と思える美味しさでした。ただ値段を考えると、正直なかなか手が出ません。お抹茶を頂きながらお庭を眺める贅沢なひと時は、京都旅の思い出として相応しいものでした。