元祖・栗きんとん

今や秋のお菓子としてすっかりメジャーになった中津川、そして恵那の栗きんとん。中でも20年近く前に初めて食べた”中津川すや”が一番の有名どころだと思われます。 ですが、この素朴な栗きんとんの発祥の地は中津川ではない事を知らされたのは数年前のこと。そしてようやく今日、その栗きんとんを求めて岐阜県加茂郡八百津町へ。八百津町と言えば、今や東京のデパートにも並ぶ”飲むお酢”をブレイクさせた内堀醸造のお膝元。中津川の”すや”は元はお酢屋さんで、八百津からのお嫁さんが中津川に栗きんとんを伝えたと聞きます。なるほど、と納得したものの、なかなか訪れる機会を作らずにいました。新しく建て替えられたのか、大きく立派なお店でした。旧店舗らしきお店は50mほど北にあり、資料館になっている(この日は開いていないようでした)ようです。店の前に駐車場整理のおじさん、店から南にすぐのところにかなりの台数が停められる駐車場が完備されていて元祖の風格。入店したときには店内はすごい人で、店員さんも5人ほどで対応しているもののなかなか追いつきません。ようやく注文して、お客さんもちょっと引いたなぁと思ったところで、お茶と出来立て栗きんとんのサービ♪ ありゃ、小さい!と思ったら、これは試食用(70%くらい?) 他に待っているお客さんたちと分け合っていただきま~す。・・・・え!今まで食べたものとは違う美味しさ!ダーはお茶だけで良いというので、試食を一気に2粒。購入したのは栗きんとん・170円×5粒の850円のみ。だって今日中に食べられるだけにしたかったんだもの。化粧箱入りだと180円です。それで安い!! 我慢できずお店を出てからすぐにもう1つ食べてしまいました。いや、だって出来立てが美味しいんだってば!栗の香りの良さ、甘味&しっとり具合も申し分ありません。でも原材料表記を見てみると・・・ 原材料として栗、砂糖、トレハロース、塩、VB2 お店のサイトを見ると”添加物は無し”となっていて、トレハロースとVB2は原材料として記載されていました。l なんだかしっくりこない・・・ トレハロースの役割って乾燥防止がメインかと思っていたのですが、甘味もあるんですね。今度改めて”栗、砂糖”だけの栗きんとんと食べ比べしてみたいと思いました。