浅見シェフとアルザス

[関連したBlog]セミナーの続きです。アントルメも色鮮やかなものばかり。「フランスでも年配の方はお酒がしっかり効いて甘いものを好まれますが、若い方は変わってきているそうです。でも日本のショートケーキようなものはありませんね。」きっとフランス人にとってケーキ、と言ってイチゴショートが出てくるのは「お寿司を。」と言ったら「スパムおにぎり」が出てくるくらいなものかも。パティスリー・キュブレーのみなさま。MOFのオーナー(コックコートの襟がトリコロールなのが証)は現在は経営に専念されておられるので、浅見シェフが現場の責任者。ヴァンドゥースさんたちについては「気の強い人ばかりです(笑)」何処の国も女性が強いのは同じですね。 シャルル・プルースト杯の時の話。「緊張しなかったんですか?」「見てもらっている方が頑張れます。」お話ぶりからも、非常に前向きでパワーがあふれているのを感じます。 表彰式の写真です。この時の審査委員長はエヴァンさまだったそうです。「今後の目標は?日本にお店は?」の問いに「まだこちらで頑張って、まだ日本人が持っていない資格(当然MOF)を取りたいです。」と力強く語られました。 セミナーの後に少しお話させていただきました(予算の都合上ショコラ買えなくて申しわけなかった・・・)実はセミナーの途中で質問があれば、とマイクを向けられたものの、咄嗟に気の利いた質問も思い浮かばす「後で個人的にお尋ねさせてください。」と答えました。シェフはきさの顔を見つけるとすぐに声を掛けて下さいました。「失礼な質問かとは思うのですが・・・シェフが今好きな、もしくは尊敬する方を教えて下さいませんか?」「アルザスで修行された寺井シェフは生地の美味しさが素晴らしいです。それに木村シェフですね。」「やっぱり、そうですか!寺井シェフのお菓子、大好きなんです!!もちろん、木村シェフも好きなんです。」と言いつつバッグを見せる(爆)「名古屋の方なんですよね?(笑)」「ええ、そうです。でも寺井シェフのお菓子食べるために東京には何度も。」「フランスには?」「いえ、全然。東京だけで精一杯で。」「是非アルザスにいらして下さい。パリじゃなくて、ドイツ経由で(^^)」浅見シェフがMOF、そしてルレデセールを取ったらストラスブール行きたい!5年、10年・・・もっと先かもしれません。いつかその日が来たら、あの時myナイフでショコラをカットして食べていたお菓子なきさを思い出してくださるかしら?