兄弟漫才なショコラセミナー

初日の夕方から行われたテオブロマ・土屋シェフとエスプリ・ド・パリ(吉祥寺)鈴木シェフのセミナーです。「僕は恥かしがり屋なので、土屋君と一緒にとお願いしまして・・・」「このセミナーのスケジュール表、ガラガラじゃない、別々にやれば埋まるのに(笑)」お二人はもうホントのご兄弟のようです。やんちゃな弟と優しく見守るお兄さんコンビの爆笑&爆笑、そして最後は感動・・・1時間半くらいだったのですが、あっと言う間の時間でした。「今日は試食をたっぷり用意しましたからね。期待してください。」いよっ!待っていました〜まずは鈴木シェフのショコラから。エスプリ・ド・パリは昨年のショコラ祭りで好印象だったものの、予算不足で買えなかったお店。手前のタブレットは”あじわいカカオ”6枚シリーズの中から2種を半分の大きさでミルクはサンビラーノ、ビターはアプリマック右はショコラ ムー・オゥ・キャラメル(キャラメル生チョコレート)奥のは焼きショコラモナカ(正式名?)ヘーゼルナッツとアーモンドマンジャリは名前の通りヴァローナのマンジャリを使ったチョコケーキ。リッチなブラウニーのようです。 続いて土屋シェフのショコラ手前の左は今年の新作のカカオの実容器の可愛さも逸品なのです。右のはパヴェセレクショネ(生チョコ)口に入れた途端にすぅ〜っと融けて豊かなアロマが広がります。・・・ん?何?この上の曇ったチョコレートは? 「自分で作ってみるってとても大切なことだと思うんです。」土屋シェフが書かれた簡単手作りショコラの実作品(前の写真は事前に作ったもの・同時進行でお客さんに実際に作ってもらいました)柿ピーチョコは市販の電子レンジで溶かした板チョコに柿ピーと砕いたサラダせんべいを混ぜたもの。これは楽しく作れるおやつですね。 先の実演でお手伝いを買って出てくれたのはパティシエールを目指す女子高生。質問タイムで「お二人がフランスで修行されたお店を教えて下さい。」土屋シェフが実はあのお店におられたこととか、鈴木シェフはフランスに渡ったものの、時の運命により修行は叶わなかったお話、その鈴木シェフは若いスタッフたちにご自分の分まで頑張って欲しいと渡仏にお骨折りされておられるのには頭が下がる、と土屋シェフ。ホントに仲の良いお二人のお話はいつまでも尽きることがないのでは、と思えるくらい。土屋シェフが会場でオススメなのは、ファブリス・ジロットとイルサンジェーですって。で、このテーブルに置かれたあの箱が・・・

ショコラバー後編と後日編

[関連したBlog]ルルーさんのセミナーの後、再びショコラバーへ。セミナーで前の席に座っていらしたご高名なお方にお誘い頂いたので3人で陣取ります。色々と貴重なお話を聞かせて頂くのに夢中で、実はショコラを味わうのが二の次だったりして(笑)左上から時計回りでファブリス・ジロット(さっきも食べたけどもう一度)ダニエル・レベール ロスコライムピール入りガナッシュピールの粒粒は判らなかったけど、綺麗なガナッシュでした。フィリップ・ベル キャラメル バナナ ラテバナナ風味のリキッドキャラメルガナッシュとろりとバナナ、決して甘ったるくはない濃厚なキャラメルが素敵。カッセル パレ シャトーオール カカオ64%のガナッシュこの質感があたりまえになると、メチャメチャ危険。以上を半分っこしつつ1時間くらい談笑。もちろん、持ち帰り要員はこんなことに・・・ 他店のショコラの空箱に詰められた勝手セレクションBOX・1890円(ドリンク付・笑)ショコラバーメニュー表の番号上段左から10、8中段1、4下段6、12、9この値段でこれだけ揃えられるんだから、危ない危ない。この間にショコラ織姫さま(仮名)に声を掛けて頂く。「ショコラバー、どれを選ぼうか迷ってしまって・・・。」最初にお顔をお見かけした時から気付いていたのですが、きっとこちらのことは、と思って声はお掛けしなかったのです。この1時間後のセミナー席で、「迷って買っていないモノがあるの。」と仰る。「もしかして、コレ?」と、クロエのドリンキングチョコレートを印籠のように取り出すと、ビンゴ!750円でお引き受けいただいて、この日のショコラ買物は82ダースとなったのでした(笑)更に嬉しかったのは「その保冷バッグ素敵ね〜。」ってこのショコラ祭でお会いするべくお会いしたお二人に今回の戦装束をお褒め頂いたこと。お年頃の女子が羨ましがるのはブランド物のバッグであって・・・以下略。年末にゲットしてホントに良かった♪こちらは1日(日)に一人で追加購入したもの。上段左から、14、8、17下段は9、3、18、6MOFショコラティエで2人買い損ねていたからね。17 ジャック・ベランジェ サンジバールタンザニア原産70%のガナッシュ18 クリスチャン・カンブリニ ジャンドゥヤ・スペキュロススペキュロス(エピス風味クッキー)入りジャンドゥヤアルノー、フレッソン、イルサンジェー、ジロットは持ち帰り。パレドールをおやつに。

試食だけじゃないよ

ルルーさんのセミナー前の時間で買物もしました。フランク・ケストナー(フランス・ロレーヌ)の18個箱は3885円。MOFショコラティエの中ではお求め易いお値段となっております。去年、迷って迷って買わなかったんだよね。今年も「買っとけば良かった。」なお声が東から届いたので、エイっ!ブースにはフレーバーを書いた紙がありません。「箱の中に入ってますか?」バイトちゃん、確認に走る。社員登場し、入っていないとのこと。「それではこのショコラを充分に楽しめないですね。」そこで販売員用のものをコピーして貰った。やれやれ。買うお客さんの気持ちを全く考えていないんだな〜カタログを見て気になるものは?とオトモダチに問うと、これだと言う。やぱりそうか!そうなのか!クロエを知らず(知ってたのかな?)にシレっとコレを指さすアナタは何者??やっぱりコレはいっとくべきだと、4袋(2枚入りなので8枚)だからシェアすることにして購入。そして、これを買ったことからまだまだ面白い展開は続くのです・・・

キャラメルの神様が名古屋に!

[関連したBlog]アンリ・ルルーさんはキャラメリエ(キャラメル職人)でありショコラティエとしてもフランスが認めるMOF(フランス国家最高職人・ほとんどのMOFショコラティエのショコラが日本のデパートで買えるんだから凄いことだ!)でもあります。ルルーさんが店を構えるのは、愛妻ロレーヌさんの故郷であるブルターニュ地方のキブロン。海辺の小さな街だそうです。こんなにも優しい笑顔のルルーさんが作り出す極上のキャラメルは数年前から大人気ですが、今日のセミナーではどど〜んとショコラが5つも!!!!!ちなみに、右下(コレは今回売ってません)以外の4つが入った箱は1764円です。ってことは買えば2000円相当かな。豪華だわ〜♪ルルーさんも一緒に食べながらレクチャーしてくださいます。 奥から時計回りに順にC.B.S(塩バターキャラメル)のボンボンルルーさんの代表作ですシュゼットくるみプラリネルイゾン・フランボワーズフランボワーズの生キャラメル入りソワジックそば粉のビスケット入りミュール・カルダモンブラックベリーのパートドフリュイ(ゼリー状のもの)とカルダモンの香りのガナッシュ さて、このルイゾン・フランボワーズについて。このロゴの中に自転車が描かれているのですが、自転車な方なら往年の大選手ルイゾン・ボベ選手のことだとピンと来たことでしょう。ツール・ド・フランス(最も権威ある自転車レース)1953〜55年で3連覇を成し遂げたフランスのヒーロー。自転車事故のリハビリに使ったことが縁で、1960年に引退されたあとはタラソテラピーの施設をキブロンに開いたそうです。スーパースターのお蔭で小さな街にも観光客が訪れるようになり、ルルーさんのお店の繁栄もルイゾン・ボベさんがあってのことだったと。敬意を表してボンボンが出来たそうです。これはイタリアの自転車レース・ジロ デ イタリアの優勝者が着るマリアローザのピンクをイメージして。当然ですが、ツール版の黄色(パッションフルーツ)もあります。マイヨ ジョーヌのルイゾンも食べてみたいなぁ・・・伊勢丹地下で通年あるのかしら? すいません、このセミナーのショコラは全部持ち帰りました。その前にショコラバーで食べ過ぎ?濃厚カカオで舌が焼けたようになってしまい落着いてから食べたかったので。蕎麦粉を使ったソワジックは会場内に芳ばしい香りが広がっていました。これはミュール・カルダモンの断面。食べるのがすごく楽しみ♪この整理券が午後になっても残っていたところが名古屋の哀しさ・・・

ショコラとアート

↑今年のテーマだそうで。伊勢丹で飾られていたであろう中から名古屋にやってきたのはカカオのドレス エヴァンさんの。実際にビジュー(宝石)のケースに飾られているのですが、ケース中の照明は当てられないのよね。 フェルベールさんのはホントに可愛くて素敵。ここで去年もあったけど取材について腹立たしいことが。見ている客の背後から、いきなりマイクとカメラを向けるのは失礼じゃないかと。「お話を伺ってもいいですか?」って最初に行ってくれればなぁ。このあたりの感覚は業界人にはわからないのかも。↑以前、東京のパン屋さんでも同じような事が有ったっけ。コンフィチュールをあれこれ見ているだけで楽しい。クリスタルのような白ワインやローズペタルモザイクのような美しさのプラムフェルベールさんお得意の2層もの(NIJIのシリーズは無かったなぁ)でも見るだけ、見るだけ、と。 ショコラアートはエヴァンさんとフェルベールさんだけ。フレッソンさんのマカロン盆栽が見てみたかったなぁ。去年は列が絶えなかったエヴァンさんのブースですが、今年は終始こんな状態でした。 ルルーさんのサイン。ホントはお買上げの方ってことだったのですが、正月に買ったんだからいいじゃん。こんなこともあろうかと、伊勢丹で買ったときの紙袋を見せる(先に買って中身は保冷バッグなんだからという顔して)名鉄が用意したチラシの裏にカカオのイラストとサイン。ルルーさんが来るって判っていたら伊勢丹で保冷バッグ買ったんだけどな〜名鉄にはキャラメルとショコラだけしかありません。焼き菓子も無し。んじゃ今日のメインイベント・ルルーさんのセミナーなので今度こそ遅れずにイベントスペースへ。真ん中あたりに陣取っていると、キャラメルの神が名古屋に来るんだもんなぁ・・・さすがに気合の入った人が多いなぁ。・・・・え!ここで「やっぱり、ここで、ですか!」というべき再会が(爆笑)アタックとショコラ祭はお菓子な人の集う場所なのねん。

ぬかったぞ。

[関連したBlog]ショコラバーをすっかり堪能して、今って何時?え??13時半からのエコール・クリオロのサントスシェフのセミナーがとっくに始まっているじゃん!でもアナウンスは全然聞えなかったじゃん(今年はショコラバーとイベントスペースが離れているので聞えなかった)最後列の席に座ると、隣のテーブルをふと見ると土屋シェフが!セミナーは後半に差し掛かっていて、司会者は「質問は?」とお客さんにフルと、手を挙げたのは土屋シェフ。サントスシェフとの掛け合いに会場は笑いに包まれてます。奥のフレンチセットがサントスシェフの今年のヴァレンタイン要員。試食はこの中の1粒が出されましたが、後の2セミナーの試食が豪華だったのでこれにはガッカリ。活け花に魅せられて来日されたサントスシェフは、日本人以上に日本らしい感覚を持ち合わせておられます。だからこそ人気のパティスリーになったのでしょうね。奥様で店長をされておられる岡田愛さんもセミナーでもずっとご一緒。ショコラがとけてしまうんじゃないかと思うほどのアツアツのご夫妻でした。 サントスシェフのセミナー終了後にテオブロマのブースをのぞくと、やはり土屋シェフがおられました。持参した2シーズン前のキャビア缶を取り出すと、快くサイン(ゴールドのマーカーも用意されていた)と写真撮影も快諾くださいました。サイン後、ツーショットをお願いして店員さんにカメラを預けたところにサントスシェフがやってきて(テオブロマとエコールクリオロは向かい合わせ)”きゃ〜!土屋シェフとサントスシェフに挟まれてる!”贅沢な3ショット、もちろんオトモダチにも入ってもらって4人でパチリ♪ふふふ〜ん、コレはレアショットだわ★ここでようやく会場を見学今日の目的は「いったいあのお方はどんなん買ったの?」の実証(ただし名古屋には無い品も多数)アルノーのBOX、去年は高島屋でバラ売りをしていたので後で覗くことに(後で判りましたが高島屋も箱しかないそうです)これも、これも、あれも、と見て廻る。庶民は見るだけ(爆) ここの前でどのような会話がなされたのかは・・・ご想像におまかせしまっす(笑)

ショコラバー前編・のつづき

[関連したBlog]アンリ・ルルー シュゼット自家製クルミのプラリネをダークチョコで包んで。直前に食べたイルサンジェーのプラリネが衝撃過ぎて、拍子抜け。食べる順番を間違えたための敗北か?今、家にもう1粒あるので再食してからもう一度コメントします。 ジャン=ポール・エヴァン ローズノワールアーモンドクリームとフランボワ、ライチ風味のガナッシュをビターチョコで。・・・え?組み立てが複雑すぎて素人にはエヴァンさまの意図が理解できない。ボンボンショコラの詰め合わせにこれが1粒入っているのは有りだけど、1粒だけ選んで食べたショコラがコレだったら困惑しそう。もう一度食べたら理解できるかな?とも思ったのですが、チャレンジせず。もういっちょエヴァン ゼストアーモンドプラリネにライムが香るビターうん、コレは素直に美味しい〜アーモンド×ライムってどうよ?なんですが、合うんですね。プラリネの品の良さに酔います。カッコイイんです。 ファブリス・ジロット ”複雑さ”という名前のショコラバルサミコ風味のガナッシュ+苺のジュレの2層最後をコレにしたのは、極力温度を戻してから食べたかったから。いやいや、旨い!さすがです。達人の皆様が選ぶのも納得。4種箱のテロワールブルゴーニュは手が出ませんが、やっぱり食べてみたい!と思っていたのでショコラーバーで食べることが出来て良かった!!納得の1粒です。 個人的なオススメ(数字はショコラバーのメニュー表の番号)同じ系統で食べ比べも(左から右の順で食べて)良し、違う物を織り交ぜて(AからDの順で)も。A・シンプル系優しいのは10、爽やかなのは4、強いものがよければ14B・フルーツ系上品なのは5、華やかなのは8、まったりなら13C・キャラメル系キレがあるのは3、優しいのは15D・ナッツ系上品なのは1、さくさく香ばしい12、濃厚なのは9まだ食べていませんが、シェフ指名買いでオススメなのは6のフレッソン(もちろん家に連れ帰った)持ち帰り容器を持参で追加3つで購入して家でゆっくり楽しむのが良いかと。上記オススメを選べばMOFショコラティエセレクションBOX(写真)とセレクションスペシャルの部分購入になるので(これらは1個あたり420円だから)絶対お得!!冊子カタログ13・14ページに載ってるショコラティエを中心に選んでいます。